独身の方が幸せ

『クロワッサン症候群』になってしまった要因の1つとして、豊かな時代背景が挙げられている。昔なら嫁に行くしか食べていく道のなかった女たちは、
今では自分で結婚の選択をしない限り、どこかで働き口を見つけ、食べていくことができる世の中になった。
これもまた事実であり、そしてこれはスバラシイことではないか。
独身の方が幸せといえる事もありますが、結婚も幸せは多いです→こちらから探してみてください。→
この三つの要因が重なって、独身の人間が増えているという現実があるのは納得できる。
しかし、『クロワッサン』を初めとする十年前の女性誌を読んだからこうなったという論理は、お粗末でいただけない。
二十代で『クロワッサン症候群』を読んだからこうなったなんていうバカバカしい論理にかかわっているヒマなんてない。
ねえ、お姉さん、しっかりしてよ、過去を振り返るのもほどほどにしなきゃ、というのがこの章を読んで感じた私の正直な気持ちである。
結婚といえば『クロワッサン症候群』な時代がありました。結婚願望に正直なら問題なく結婚へ進められるでしょう。

話は変わるが、中国の作家、魯迅は、1923年12月に北京女子高等師範学校文芸会で、「ノラは家出してからどうなったか」という講演をしている。
ノラというのは、かのノルウェーの作家イプセンの書いた戯曲『人形の家』の主人公の名前である。

ノラは経済力を持たずに、ただ覚醒した心だけを持って家を出て行ってしまった。そのため、これからノラのとるべき道は、
堕落するか、夫のもとに戻ってくるしかないと魯迅は言っている。
そして彼は今から六十年以上も前に、当時の中国の女子学生に対して、ノラが家を出ていくには金銭が必要だったのだ、
だからあなたたちも経済権を要求しなさいと激をとばしているのだ。

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